春の花を詰め込んで寄せ植えをはじめよう
春の花を詰め込んで
寄せ植えをはじめよう
春は彩り豊かな花々が咲き、寄せ植えつくりにぴったりな季節。
一見ハードルが高そうに感じるかもしれませんが、ガーデニング初心者でもコツをおさえることで誰でも素敵な寄せ植えをつくることができますよ。
おすすめの春の花
数種類の花を一緒に植える場合は、咲く時期が同じものを選ぶのがおすすめ。
日向や日陰、温度や湿度など花によって好みの環境が違うため、好きな環境が似たもの同士を選ぶと良いでしょう。
パンジー:開花時期10月~5月
春と秋にはポット苗がよく出回っています。初心者のかたなら苗から育て始めるとよいでしょう。湿度が高いとよわってしまうので、株同士の間隔をきちんと空けましょう。
ネモフィラ:開花時期4月~5月
手入れがほとんど必要なく、こぼれ種でもどんどん株が増えるので、初心者にもおすすめの花です。自然に分岐して咲きながら大きくこんもりと成長します。
バーベナ:開花時期5月~10月
バーベナはビジョザクラ(美女桜)ともいい、さくらに似た小花を花笠状に咲かせます。暑さに強く、春から秋にかけて長い間花を楽しめます。初心者にも育てやすい品種です。
ワスレナグサ:開花時期3月~6月
水色の小さな花を無数に開花させる可憐なお花です。こぼれ種でも増える特徴があり、育てやすく寄せ植えに人気です。水切れを嫌うので注意し、風通しの良い日向で育てましょう。
スイートアリッサム:開花時期2月下旬~6月上旬 9月下旬~12月上旬
白色の小花が集まって咲き、ほんのり甘い香りがあるスイートアリッサムは主役の花を引き立てさせる役目をしてくれます。枝が横へ広がり、カーペット状になる性質を持ちます。
ノースポール:開花時期12月~5月
花期が長くて育てやすい、人気の一年草です。地面を這うように枝分かれしながら成長するのが特徴。植え付けは3月~4月上旬に行い、株間を十分にとりましょう。
寄せ植えの準備と作り方
鉢選びのポイント
玄関やベランダなど、まずは鉢を置く場所を決めましょう。その場所に合ったデザイン・大きさ・重さの鉢を選ぶことが大切です。プラスチックやブリキなど様々な材質はありますが、初心者には通気性やみずはけがよい素焼きの鉢がおすすめ。
鉢底石・土選びのポイント
鉢の底には、排水性や通気性をよくするために鉢底石を敷き詰めます。あらかじめネットに入ったものを使うと便利。土は市販されている培養土でOK。元肥(植え付けの時に与える肥料)が入っており、水はけと水もちの良いものを。
①鉢の底にネットに入れた鉢底石を入れる。
②①に1/3ほど土を入れる。ビニールポットに入った状態の苗を鉢に並べて、バランスを考えて配置を決める。
③ポットから苗を出し、根をやさしくほぐして鉢に並べる。
④隙間のないように土をいれていく。割り箸などでつついて土を隅々まで入れる。(水やりで溢れさせないように、土の表面は鉢から約2cm空けておく)
⑤じょうろを使ってたっぷり水やりをしたら完成です。
寄せ植えづくりのコツ
Tips① 高低差をつけて奥行きを出そう
背の高い植物を中央後ろに、その周囲や手前に小さい花やつるのある植物を植えると、立体的で見栄えの良い寄せ植えに。
Tips② 色のテーマを決めてバランスを考えよう
イエロー系、ブルー系など同系色でまとめてグラデーションにしたり、紫と黄色など反対の2色を使ってメリハリのある色使いにしても。ひとつの鉢に使う色は3色までに留めるとごちゃつき感を抑えられます。